職場別の看護師の休日日数を比較しよう

看護師は不規則な働き方や、十分な休みが確保しにくい職業の一つです。そのため、離職率が他の職業と比べても高めの傾向にあります。しかしながら、看護師として仕事をしたいと志す人も多く、いかに自分に合った働き方ができるかということが、仕事を続けるうえで大事になってきます。十分な休息がとれることは重労働の看護師にとって重要なポイントです。その点において、働く職場の休日日数を比較することが、良い職場を選ぶための一つの目安になるでしょう。

まず、大学病院や国立病院といった規模の大きい病院は、年間平均休日日数が平均125日です。有給休暇が取りやすい点も、大きな魅力の一つです。ただし、病床数が多いという特徴もあることから、夜勤はあると考えた方が無難です。研修会や勉強会も割と頻繁に開催され、休日を返上して参加しなければならないこともあるようです。

クリニック勤務の場合は、104日~108日が年間休日日数の平均になります。大学病院より日数は少なめです。総合病院と比較した場合、規模が大きくないという特徴があるため、職場内で休みを調整しあって、自分の希望する日に休みやすいというメリットがあります。
また、訪問看護師の年間休日日数は、120日前後が平均で、残業が発生しにくいのが特徴です。あらかじめスケジュール調整されているので、一年を通して安定した働き方ができます。職場によっては夜間対応業務をしている場合もあります。

保育園看護師の年間休日日数は、120日以上取得できるケースが多いようです。カレンダー通りに休める点はメリットといえますが、高度な看護技術を求められない仕事のため、キャリアアップがしにくいという側面もあります。